2010.4.15(thu)

ミラノ市内を流れる運河。河から水を引き市内を巡らせまた河へと戻す。
設計はレオナルド・ダ・ヴィンチ。彼は天才だ。
ミラノから運河沿い走ること約30km。

Vigevano(ヴィジェーヴァノ)という街にまいりました。
柳先生の想い出の地・・・。
イタリアに来られた際、
もう一度ヴィジェーヴァノに連れて行ってくれと言わしめた街。
sayangも先生の面影を追いかけてこの地に来ることができました。
この地は王の避暑地。夏になると馬車に乗りこの地を訪れたそうな。
15世紀に造られた長方形に建つ建物はレオナルド・ダ・ヴィンチの設計。
イタリアを語る上でダ・ヴィンチは外せない。
彼はイタリアンデザインの源流であり根底だと思う。
街の造り、ふと見える路地、フレスコ画・・・。
美しさに溢れる中ここで3時間のんびりと過ごした。

ファサードや下の写真の美しい柱や屋根。

ヨーロッパだけでなく世界中の教会に見られるこの柱と屋根の構造。
土台の石の上に立てられた石の柱の上に石の屋根をつける。
この技術は誰にも真似ができないイタリア人しかできない仕事でした。
この技術を守ることによりイタリア人が世界中をまわり教会を建てた。
この技術をイタリア人の門外不出の技術とする。
そう、秘密結社だ。こうして誕生したのが秘密結社。
この技術が守られたのだ。

石畳ということは本やテレビで知っている。
実際に歩いてみるとものすごくデコボコしていることに気付き
その美しい石畳に魅了される。
先人が地面にはり付き、一つずつ石をはめ込んでいったのかと思うと
その上を歩いている自分がなんとも軽い存在に思えると共に
何か目覚めさせられるものがある・・・。
四方に囲まれた広場にいると、感情・肉体全てが包まれているような感覚になる。
海辺に来てはぁ~っと癒されるのと同じような感覚・・・。
どこを見ても溜め息が出てしまう美しさ。
先生、私もやられました。